2012年06月07日
水琴窟について
水琴窟とは、江戸時代に作られた日本庭園の茶室前にあるつくばいや縁先の水鉢に使われる排水を利用した日本独自の音量装置とされています。音を楽しむ装置として、町家などでも設置されていました。仕組みは、庭の地中に埋められた甕に小さな穴が開いていて水面に水滴が落ちることで共鳴し、音色を奏でています。そして、その音色が琴の音色に似ていることから名前がつけられました。近年では、水琴窟の音色には、安らぎを与え、癒しやヒーリング効果があるとされています。現在では、技術の進歩や経験などによって循環モニターなどを使用することで、今まで日本庭園でしか聞くことが出来なかった音色をどこでも楽しむことができるようになっています。
Posted by ndgfnw4 at 10:05│Comments(0)